病棟看護師として働く場合、夜勤をすることは避けられません。夜勤を入れると必然的に不規則な生活になります。そんな中、身体のリズムが乱れてしまい、体調を崩してしまう人が後を絶ちません。どこでも慢性的な人手不足と言われる看護師が体調を崩してしまったら、周りが大変な思いをしてしまいます。なるべくそうならないように気を付けたいものです。生活リズムが不規則になる夜勤を乗り切るためには、勤務に合わせて身体のリズムを整えることが大切になってきます。勤務時間に身体が覚醒するよう逆算して、食事や睡眠、休息をとっておく必要があります。特に食事のタイミングは重要です。勤務に出る前にしっかり食事を済ましておくことで体内時計が調整されます。夜食を取る際は、身体的に負荷をかけない消化に良いものを摂るようにしましょう。また夜勤の際、患者さんの容態急変によって仮眠が充分に取れないことも珍しくありません。あらかじめ睡眠時間をしっかり取る必要があります。そして夜勤が終わった後、疲れ果てて食事を取る気にもなれないというのはよくあるものです。しかし、食事は生活リズムを整える重要な因子となるため、できるだけいつもと同じ時間に摂ることが大切です。そのほか、太陽光にしっかりあたって概日リズムを整えるよう心掛けるのも良い方法です。これでズレた体内時計をリセットできます。夜間は患者さんが眠っている時間帯であるため、業務内容自体はそこまでハードではありません。しかし、本来眠っているはずの時間帯に起きて活動していることに対して、かなり身体的に負荷がかかってきます。そのため、可能な部分は少しでもセルフケアをして、体調を整えるようにすることが大事です。